こんにちは、Learning Facilitatorのマイです。
私はFeldenkrais method とNLP(神経言語プログラミング)という二つの学習システムを学び、教えています。他にもヨガ講師や、ダンサーとしてのバッググラウンドを生かした活動もしています。
そして私自身、2児の母です。3歳半と1歳半という2歳差幼児と日々戦っています。
私も言ってみれば、子育て初級・・というところでしょうか。子育てのプロではないのですが、学習システムを学びそれを仕事にしている、というところから専門分野(前述の二つのメソッド)と実体験からお話できればと思っています。
babyからtoddlerへ・・
さて、英語では赤ちゃんのことをbabyと言いますね。そして幼児をtoddlerと呼びます。英語のコミュニティーではしっかりと12ヶ月を区切りに36ヶ月までをtoddlerと呼んでいる印象です。日本語だと「幼児」という言葉自体、「あの幼児かわいいよね」などと日常会話では使いませんよね。大抵、3歳くらいまでを「あの赤ちゃん・・」と呼び、幼稚園児ぐらいになり「あの子・・」と使い分けている気がします。
イメージとしては「baby」とは乳児、それに比べて「赤ちゃん」は3歳くらいまで。まあ、これはあくまで呼び方の問題ですが、オランダの親子関係と日本人の親子関係を見ていると呼び方以上の違いを感じています。
自我の芽生えは幼児の一歩
1歳をすぎ、ほとんどの子が自力で歩いたり何かしらの移動手段で空間を自由に動くようになると、自我が芽生えますね。1歳半くらいからヒシヒシとそれを感じ、、そう、イヤイヤ期到来です!!(泣)
イヤイヤ期は親泣かせで大変な時期です。我が家もまだ上の子はイヤイヤが発動しますし、下の子も日々自我がむくむくと成長していて、私も日々ヒーヒー言っています・・
自我とは自分自身のこと。よく新生児は自分が泣いていると世界が泣いていると思っている、と言います。それは自分と自分以外の区別がついていないから。「自分=世界」なわけです。だから、欲求が満たされるまで泣き続ける、そして生命力がまだ弱いため、その欲求を母親が満たす(オムツ、食事、抱っこなど)という手取り足取りで大満足な1年を過ごすわけです。
そこに自我が芽生えると、自分と他者が違うことに気づき、時に思い通りに行かないこともあることに気づきます。でも、ついこの間まで「自分=世界」でやってきた身としては、思い通りに行かないことが許せず癇癪を起こす。これがイヤイヤ期。
よく、成長の過程だから・・とイヤイヤ期でヘトヘトな親を慰めるように言いますが、本当にそうです。しっかり甘えた赤ちゃん期を終え、一個人としての一歩を歩むのが幼児期なのです。
大人の卵
イヤイヤ期を迎えたからと言って、食事のお世話をしてオムツを変えて、親としてお世話レベルはほぼ変わりません。でも、子供の中ではもう世界を知り始めている大人の卵なのです。そう考えたら話しかけ方など接し方が少し変わりませんか?
子供の一ヶ月と大人の一ヶ月は全く長さが違います。思い出してください。子供の頃、指折夏休みまで日数を数えましたよね。今なんか1週間があっという間!(私だけ?笑)赤ちゃんにとっての一日ってそりゃもう長いんです。そう考えたら、1週間、1ヶ月の変化や成長は大きなものです。
子育てって、子供に生活スピードを合わせる、感じがありますが、本当は子供の成長スピードに親がしがみついて行く感じなのではないでしょうか。
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